第四回【移住のすすめ】家族がいるからリスクは避けたい!【関東在住編】
こんばんは、煩悩太郎でございます。
皆さま、いかがお過ごしですか?
ここ南信州はようやく暖かくなり日も伸びて来て、すっかり初夏な日差し。
僕の家でも去年の秋に植えた種が収穫の時期をむかえ、家族4人では食べきれないほどの野菜たちに育ち、「早く収穫せんかい!!」とイラだっている様子。
庭でBBQの準備をして、その場で収穫した採れたて野菜を炭火で焼いて食う!!
子供達も収穫の楽しみ喜びを知る。
そんな事も田舎暮らしの醍醐味、または理想なんではないでしょうか。
さて、第四回【移住のすすめ】は、静岡県の中から市町村をふたつに絞り、2回目の【認定NPO法人ふるさと回帰支援センター】に出向き現地職員と話して分かった理想と現実。
それでも、ある市に狙いを定めて現地見学まで話を進めたんだけど、、、
はい!見出しはここまで!続きは本文にてお話します。
今回も僕の体験談なので参考になるかは分かりませんが、田舎町にはありがちな話、そして家族がいれば当然考えなければいけない話だと思っています。
それじゃ発信しますよ!出発進行!!(←ダサい!)
2回目のふるさと回帰支援センター!やっぱり食らった理想と現実。。
前回のセンターから時は経ち一週間(たかだか一週間)
その間に家族会議を何度かして決めたふたつの市町村。
今回は、そのふたつの市町村の職員に話を聞きに2回目のセンターに出向いた。
もう慣れたもんで、センターのあるビル【東京交通会館】には有楽町の何番出口から出て、どの通路から行けばすんなり辿り着けるかは分かっている。今回も目的は明確。
普段から早歩きなおれは、人混みをすり抜けビルに入りご当地グルメには目もくれず、センターのある8Fに向かうはずが、前回同様ご当地ソフトクリームに足止めされ
「ソフトクリームってうまいよなぁぁぁ」
と、ぼんやり舌鼓を打っていた。
またもやソフトクリームに時間を割いてしまったが、早々に食べ終え、そそくさとセンターのある8Fに向かった。
早速センターの受付で要件を伝え、静岡県窓口にアポイントを取ってもらいしばらく待つ事に。
前回は静岡県フェアに来たので、こちらの本部と言うかメインのセンターに入るのは初めてだった。
しばらくすると、名前を呼ばれ静岡県の窓口に案内された。
歩きながら周りを見渡して見ると、各道府県の窓口が役所の様な感じで並んでいる。
前回の様な活気はなく、何組かの移住希望者達がしっぽりと希望先の窓口で職員と話し合いをしているだけだった。
静岡県の窓口に着くと、若手の職員とおれより少し上くらいで色黒のおっさん職員が待ち構えていた。
若い職員に名前を尋ねられ「はい、そうです」と答えると、若い職員が(以後、若手)
「わたくし、〇〇市の〇〇です」と自己紹介をしてきて
「あちらが〇〇町の〇〇さんです」と色黒のおっさん(以後、おっさん)を紹介してきた。
このふたりが今回話を聞きたかった各市町の職員らしい。
まあ特に隠す必要もないので言うけど、おれが今回話を聞きに来たふたつの市町は、ひとつが海沿いの街、牧之原市。もうひとつが牧之原市よりもう少し上で山あいの町、川根本町。
若手が牧之原市、おっさんが川根本町と言うとても分かりやすい構図だった。
若手が「早速ですがどちらのお話からしますか?」と尋ねて来たので
「どちらでも構わないっすけど」と答えると、若手とおっさんは「お先にどうぞ、どうぞ」と譲り合いを始めた。
結果、若手のいる牧之原市から話を聞く事になった。
海沿いの街、牧之原市。なんなら理想的なサーフタウン!!
ここは海沿いの街。
有名なサーフポイントも沢山ある。
人口サーフィンの施設も建設予定。
オリンピック新種目サーフィン。
その競技の中国ナショナルサーフィンチームの強化合宿場所。
そして海の幸も豊富。
これだけ見ると、もはや理想の地。
だが話は聞いておきたい。
しかし、数年前の話。
どんな話をしたかはっきりとは覚えていない。
ただ、仕事もありそうで街並みも良さそうで好印象であったのは確か。
1時間くらいは話したとは思う。
続いて待ち構えるおっさん率いる山あいの町、川根本町。
ここで、またもやあの現実を聞かされるのであった。
山あいの町、川根本町。小さな町にありがちな現実!!
牧之原市より少し北にある山あいの町。
海までは1時間くらい。
はっきり言ってそのくらいしか情報はない。
と言うか、雰囲気で選んだから情報はこれからおっさんに尋ねる所だ。
まずは、どんな感じの町なのかを尋ねた。
何を話したかはあまり覚えていないが、山も川もあって良さそうな田舎感だな!と感じた事は覚えている。
そして次の質問は本題の「仕事はありますか?」
すると、おっさんは苦虫を噛み潰したような表情で言った。
「そこなんですよ。。ちょっと雇用があまりなくて、、、」
「何??」
「あるにはあるんですけど、1時間位かけて隣町まで行って働いてる方もいらっしゃいます。。」
はい!ここで言っておきたい事があります。
この会話は数年前の事で、今はしっかり雇用などがあるかもしれません。
そこらへんはこの記事をあてにしないで下さいねw
どちらにせよ仕事がない!これは絶対的に重要な話。
でもまあ、住んじゃえばなんやかんや仕事はあるんだろう?
そんな気持ちで「住む所、空き家は結構ありますか?」と、次の質問をしてみた。
すると、おっさんは生のゴーヤを噛み砕いたような表情になり
「それが今あまりないんですよ、、、」
ん?んん?どう言うこっちゃ?
あなたの町は移住促進していて移住者を歓迎したいのでは??
なのに仕事も住む所もない???
そこから少しおっさんに話を聞いてみたが、おっさんもこの町の役人達も悩んでいる事らしい。
ちょっと田舎過ぎると、そのふたつがない。
う〜ん。。
この問題は、田舎町ではありがちな話なのではないだろうか?
【移住 転職】【移住 就職】【移住 賃貸】【移住 空き家】
この辺りのキーワードは、移住計画者が一番気になる所ではないだろうか?
よその場所の事は知らないが、南伊豆の職員にも言われた事だ。
移住を促進しているのに、はたまた移住をしたいのに、このふたつが少ないのは致命的だ。
この時おれは、おっさんと一緒になって少しの間アタマを抱えた。。
しかし、今は家族がいる身。
仕事も住む所もない!ならスパッとこの町は諦めて牧之原市の話をもう少し聞いてみよう。
と、言う事で若手のもとに戻り話をする事に。
すぐ隣にいたおっさんは、少し悲しそうに申し訳なさそうにこちらを見ていた。(そんな顔で見んといて。。)
ここからトントン拍子に行く!!はずが。。。
若手のもとに戻り話をしていると、好印象なおかげもあってトントン拍子に話が進んだ。
とりあえず下見に行く事になり、その日程を決めましょう!
と、言う所まですんなり話が決まり宿泊施設も二箇所あって、どちらにしましょうか?までトントン拍子。
そうそう、この宿泊施設。これって移住を促進している所には絶対あるとは思うんだけど、移住希望者が下見に行く時に希望者だけが無料、もしくは激安で借りられる宿と言うか家があるんですよ。
そんなの使わない手はない。
だが、家族の日程もあるので若手との話はここまで。いったん家に持ち帰る事に。
そして、家に戻りセンターでの出来事を家族に話し、下見の日程を調整した。
ある程度日程もさだまり、後日若手に連絡を入れ、宿泊施設の都合もつきそうだったので後はその日を待つ事に。
しかも宿泊施設も良い感じで、海も近いとあってプチ旅行気分で家族全員その日を楽しみにしていた。