第三回【移住のすすめ】移住に向けての理想と現実【関東在住編】

こんばんは、煩悩太郎でございます。

みなさん、今外から何が聞こえますか?
僕は今、カエルの鳴き声をBGMにこのブログを書いています。

関東にいた頃はYouTubeでカエルの鳴き声やら川のせせらぎを聞いていたのになあ。。。

さて、第三回【移住のすすめ】は、実際に【認定NPO法人ふるさと回帰支援センター】に行ってみて感じたドキドキとワクワク、【理想と現実】をお伝えしたいと思います。

そして!今回はほぼ体験談なので「です」「ます」調で書くと小学生の感想文みたいになっちゃうから少しカッコつけた文章で書いてみます。

ウイスキー片手に読んで下さい。

目指せ!北方謙三!(←読んだ事ない)

認定NPO法人ふるさと回帰支援センターに行ってみよう!

おれが【認定NPO法人ふるさと回帰支援センター】(以後、センター)に行ったのは、2020年の1月のはじめ頃。まだ正月休みも明けきれぬ時だった。

もう何年も前から

「田舎で暮らしたい。。」

と想いながらも、色々なタイミングと土壇場に追い詰められてからじゃないと動き出さない自分の性格も考慮しつつ、やっと動き出したのがこの時期。

数日後にはコロナと言うウィルスでメディアが騒ぎ出すちょっと前の話。

このセンターの事は、知人やネットでウワサはかねがね耳にしていた。

2020年は色々なタイミングも重なり移住するにはもってこいの、いや今年しなかたっらいつするの?ってくらいのタイミングだった。

たまたま見ていたセンターのホームページ。目にしたのは静岡県フェア開催!】の文字。

大好物の餅を食う手が止まった。

海が好きでサーフィンも好き。

歳を重ねるにつれて肉より魚を欲する海鮮欲。

そもそも静岡はひっそりアタマの中にあった移住候補地。

このタイミングを見逃す手はなかった。

そして【静岡県フェア】開催当日。

おれは家族にも見送られず、普段行く事のない有楽町に向かった。

着いた先、有楽町構内を少し歩くとセンターが入っているビル東京交通会館の入り口が駅と連結している形で現れた。

中に入るとセンターは8Fのはずだが、いきなり各地の物産やご当地グルメが売られているお店が立ち並んでいた。

「この建物自体がふるさと応援施設みたいな所なのか?」

と思ったが、少し歩くとそうでない事はすぐに分かった。

今回の目的はあくまでも移住センター。

うまそうなご当地グルメ達を横目に、そそくさとセンターのある8Fに向かうはずが、数分後見事にご当地ソフトクリームを堪能している自分がいた。

まだ午前中だと言うのに会場は大賑わい!

センターのある8Fに着くとそこには確かに各道府県の窓口はあるが【静岡県フェア】なるものは見当たらなかった。

受付の職員さんに聞くと【静岡県フェア】は違う階で行われているとの事。

さっそくエレベーターに乗り会場へ。

ようやく着いた【静岡県フェア】の会場。

まだ午前中だと言うのに結構な人出だ。

たまたま来た今日と言う1日だが

「こんなに移住したい人が沢山いるんだな」

と、思ったのを今でも鮮明に覚えている。

活気のある会場と各市町村のスタッフ達。

おれのテンションとの温度差を感じつつも会場の中に入って行った。

まず会場に入ると、スタッフからアンケート用紙が手渡された。

アンケートの内容ははっきりとは覚えていないが

○現在どちらにお住まいですか?
○今日話を聞きたい市町村はお決まりですか?

などが書かれていて、興味のある市町村にチェックを入れて提出する感じだったと思う。

しかし、漠然と静岡県が良い!と思っていただけで何処の市町村が気になるなどひとつも考えてこなかった。

しかも静岡県内で遊びに行った事があるのは伊東市と南伊豆くらい。

となると、当然のごとくチェックシートは白紙提出。

その白紙のアンケート用紙を見たスタッフの1人が駆け寄ってきて

スタッフ「どちらか気になる場所とかありませんか?」

煩悩「とくに何も考えないで来ちゃったから無いんですよね」

スタッフ「それじゃあ、どんな感じの場所をお探しですか?」

煩悩「海が近くて海の幸が豊かで自然が多い所かな」

と言うと、いくつかオススメの市町村を教えてくれた。

聞いた事のない土地名ばかりだったが、こちらも情報ゼロ。この情報を頼りに会場を回って見る事にしよう。

そして、ようやく入り込んだ会場内。

やはり中も午前中だと言うのに大勢の人で賑わっていた。

まずはどのブースにも寄らず会場内をぐるっと一周。

各、市町村のブース。それをアピールするスタッフ達。

後ろに貼られたPRポスター。テーブルに積まれている沢山の資料。

人気のある市町村は話を聞きたい来場者で順番待ち。

会場内を歩いていると市町村別ブースの他に違うブースが立ち並ぶホールがある事に気づいた。

早速そちらにも足を踏み入れて見ると、静岡県の職業案内、林業組合、不動産など他にも色々なブースが立ち並んでいた。

こっちのホールは少し暇そうだった。

とりあえず市町村ブースがあるホールに戻り各ブースを物色。

とは言ってもマジで情報はゼロ。
相変わらずの思いつきの見切り発車行動なおれ。

ただ、理想と条件はある。

サーフィンが好き。海の幸が豊富。自然豊かな所。子供達にとって環境が良い所。

となると、ある程度住みたい場所は絞られて来る。

だがしかし、この考えが移住に向けてこの先ずっとネックになる事をこの時点ではおれはまだまだ分かっていなかった。。。

実際に現地の人と話して感じた理想と現実。

会場内を一通り見て歩き何となく雰囲気はつかめた。そろそろ何処かのブースに話を聞いてみよう。

まずは、ここのスタッフに進められた市町村ブースをチェック。

やはり、各ブースに貼られてある PRポスター。

見た目で決めちゃダメだけど、ポスターから伝わる街並み。紹介してくれた場所はどれもまあまあな都会だった。

「うーん、何か違うな」と感じたので、どのブースにも立ち寄らず自分の気になる場所を探して見る事にした。

会場内に貼ってある大きな静岡県の地図。

それをじっくりと見て海沿いとの距離感を考える。

良し!まずはやっぱり南伊豆ブースに行って話を聞いてみよう。

何回か遊びに行った事のある南伊豆。

海は綺麗でサーフポイントも沢山ある。海の幸も豊富。

遊びに行く度に「この辺りに住んでみたいなあ」とは思っていた。

南伊豆ブースに着くと少し他のブースのスタッフ達との雰囲気が違う。

他のブースのスタッフは、いかにも「職員」って感じの人種だったが、南伊豆に関しては、

梅宮辰雄にバターを塗って日本酒をかけてフランベした様な、いかにもザ・漁師!みたいなオッさんが出迎えてくれた。

フランベフランス語: Flambé)とは、調理の最後にブランデーラム酒ウイスキーなどアルコール度数の高いフライパンの中に落とし、一気にアルコール分を飛ばす調理法

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

思わず「釣りは好きですか?」と見当違いな質問を投げかける所だったが

おれが最初に聞いたのは

「南伊豆って仕事あります?」

かなりド直球な質問ではあるが

【移住 就職】【移住 転職】【移住 仕事】

この辺りのキーワードは誰しもが気になる所。

しかし、梅宮辰雄似のオッさんは少し渋りながら

「う〜ん、あんまりないね〜」とやけに白い歯を光らせた。

出た!やはり。

南伊豆に何回か遊びに行く中で「この辺りに住んでみたいなあ」と思っていたと同時に

「でも仕事なさそうだよな〜」とも感じていた。

なぜそう感じたか?

南伊豆はどちらかと言うと観光地。

シーズン中に行けば街も海も賑わい活気のある所に見えるだろう。

だがサーファーたる者、春夏秋冬かまわず海に入るのだ。

おれが行くのも、人混みを避けるためワザとシーズンを外して行くのだ。

とは言ってもサーファーはゴロゴロいる。

そう!シーズンオフで活気のない静かな南伊豆を知っていたからだ。

何かしら仕事はあるだろう。

しかし、家族を養えるくらいの仕事はあるのだろうか?

ましてや初めての移住。初めての土地。

もちろん地元の人や移住者でも、暮らしている人たちは沢山いるだろう。

実はそれと、もうひとつ気になる事が。

南伊豆は伊豆半島の最南端。

海沿いも海沿いの町。

海の近くに住みたいと言う【理想】と、もしもデカい地震が来て津波が起きたら!と言う【心配】もある。

おれだけならまだしも、今は【家族】がいる。

そこに来て仕事がない!と言う【現実】を突きつけられた。

それからオッさんに色々聞いてみたが、今のおれの勢いと気持ちでは南伊豆はちょっと厳しそうだ。

少し残念だが南伊豆は諦める事にした。

気を取り直して何箇所か違うブースも話を聞いてみたが、いまいち『ピン』とこない。

気づけば時間も夕方。

今回は気になる市町村のパンフレットを沢山持ち帰り仕切り直す事にした。

家路に着いたおれは、嫁さんに今日の出来事をはなしパンフレットを渡し、そして一週間後にまたセンター行く事を決意し気になる場所をこの一週間で考える事にした。

その間、何度か家族会議をしてふたつの市町村を選んだ。

あくる日【認定NPO法人ふるさと回帰支援センター】に電話をして静岡県の窓口にその旨を伝えると、偶然にもおれが行こうとしている日にそのふたつの町の職員がセンターにいるとの事。

普段はフェア以外、各道府県の職員がふたり位いるだけで、どこの市町村の職員かは分からない。

これはラッキー。詳しく話が聞ける。

だが、今回と同じ様な結末もあるかもな?と思いつつ週末を待つ事にした。

さて、今回の話はここまで。

少し長くなりましたが、これがセンターに行って僕が感じたドキドキとワクワク。

そして【理想と現実】です。

まあ特にドキドキとワクワクはしてないんですけどね。

ただ、実際に行動した充実感はありました。

次回【移住のすすめ】はセンター2回目!手応えあり!

それでも食らった【理想と現実】それとまたしても【心配】が入り乱れる!

同時にひっそりと忍び寄るやっかいな『アイツ』の足音。。。

それでは第四回でお会いしましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。

煩悩LIFE@煩悩太郎